HKS EVC-S ブースト圧設定やり方
以前にも一度HKS EVC-のブーストコントローラーのセッティングについては書いているのですが色々 ネット徘徊しているうちにもっと良い方法がわかったので自分の覚書として挙げていきます。
まず最初にEVC-Sの電源切った状態のブースト圧確認
一番最初にオーバーブースト値から決めていきます。
まず最初にEVC-Sの電源をきった状態でブースト圧がどれだけかかるのか確認しましょう。
そこからオーバーブースト値を決めていきます。
オーバーブースト値とはEVCが制御を介入し始めるブースト値になるのでここは、EVCーSの電源オフでブーストかけてみてそこから確認します。
ブースト値の確認はできれば4速より上のギアでフルスロットルしてみてピークのブーストを見ます。
なので高速道路やサーキットで確認するのが安全です。
私のER34はここでブースト0.5でした(タービンノーマルでHKSの強化アクチュエーターついています。 強化アクチュエーターついていますがノーマルと同じブースト圧になるようにロッド調整しています)
ブースト0.53でしたのでEVC-Sのオーバーブースト値を53KPAにします。
目標とするブースト圧
ここから自分が上げたいブースト値を設定していきます。
ブーストをどこまで上げるかは車によって全然違うのでブースト上げるときはよく調べてからにしましょう。
今回私は0.85にブーストを設定しようと思っています。
EVC-Sの場合目標ブースト値は オフセット値で設定します。
オフセット値の考え方ですが最初は計算して考えてみます。
今回0.8にブーストを上げたいので計算してみます。
EVC-SはKPaで入力する必要があるんでブースト0.85キロは85KPaになります。
設定したいブースト値÷オーバーブースト値=オフセット値
になりますので今回0.8が目標なので
85÷53=1.6037
となります。
この1.6037を四捨五入し1の位をすてて考えるので60がオフセット値になります。
ですので60をオフセット値に入力します。
ワーニング値とドロップ値の設定
次にワーニング値の設定をします。
ワーニング値はわかりやすいですがドロップ値はパーセント表示になります。
100パーセントでどれくらいブースト落ちるのかというと
目標ブースト値ーオーバーブースト値=ドロップ値の100%
になっています。
どういうことか今回の設定での数字で書くと
85-53=32
この32が100パーセントということになります。
無難に行くなら設定ブースト値よりちょっと高い数字をワーニングに設定してドロップ100パーセントにしておくのが安全ですがサーキット走っている時にそれでは勝負どころで困るかもしれないので考えてしまいます。
ですので私は
ワーニング値0.95
ドロップ値35パーセント
にしています。
レスポンス値の設定
レスポンス値は基本0で始めます。
レスポンス値上げるとブーストの立ちあがり早くなりますがオーバーシュートもでやすく安定しなかったので味付け程度に思っています。
今、5パーセントにしています。
実際に実走して確認
ここまで書いた数字はあくまで計算上の上でしかありません。
実際、実走してみると誤差でます。実際に走ってみて確認してセッティング修正する必要あります。
いざブースト掛けてみるとその日の気温や車両の状態により誤差でるのでここからは走りながら合わせていってください。
最後に
ブーストアップはお手軽にパワーアップできますがノーマルコンピューターのままだと空燃比は薄くなりますしブースト上がったことによりエアフロの容量足らなくなったりします。
最悪エンジンブローもありえますのでブースト上げすぎには注意しましょう。
現車セッティングしたほうが間違いなく良いです。
私は、パワーFCつけて自分でセッティングしました。
私のER34に載っているRB25NEO6の純正タービンは基本ブーストアップで0.9(後期MTは1.0)までというのが定番ですが私は0.8まで上げて3回タービンブローしていますwww
街乗りだけとかなら0.9まで上げて大丈夫なのかもしれませんが0.8とか0.9掛けてサーキットでドリフトすると高確率でタービンブローします。
タービンブローしたらヤフオクの中古タービンつけてを繰り返したので新品のタービンなら大丈夫なのかもしれません。
3回もタービンブローさせているとタービンの音や雰囲気でもうすぐタービンブローするかわかるようになります(笑)
ブースト上げすぎには注意しましょうww